【顧客視点】パチンコ店“出(で)そう♪”のイメージは○○で決まる‼

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こんにちは、こんばんは、おはようございます、junseiです。
パチンコ業界で生き抜くために、良い情報をまき散らしていきます♬

世の中の多くはイメージで意思決定されることが多いです。
特にパチンコをするときは、“出そう♪”のイメージで店舗を選ぶ方が大半ではないでしょうか?
もちろん、『しっかりデータを見ている!』って方もいますが、あくまで局所的なもので正しい判断は難しいと思います。

では、“出そう♪”のイメージを形成しているものについてライティングしていきます!

結論:“出そう♪”のイメージは景品額で決まる‼

パチンコ(スロット)は入金して玉(コイン)を借りて、遊技した結果に応じて獲得した玉(コイン)を景品に交換する娯楽です。

獲得した玉(コイン) = 景品

いわゆる“出玉感”というのは、お客様の出玉の総量から生まれるものなのです!
お客様がホールでまず体感するのは、お客様の入りとお客様の出玉の総量です。人間は情報入力の80%以上を視覚より行っているのです。
その情報で、店舗の良し悪しイメージを作っています。
個人レベルのイメージでは、正確な良し悪し判断は難しいと思います。

今は各台計数システムの導入も進んでいますが、未だ玉積み営業をされている店舗は“出そう”のイメージを優先させているのだと思います(設備投資ができない店舗は効果も薄い)。

では、数値を見つつ掘り下げてみましょう。

例:S店、A店、B店、C店の営業パターン

具体的な数値を見ながら進めていきたいと思います。
※シンプルに20円スロット(損益分岐10割)のみ
※すべて設置台数200台の同規模
※1営業日の数値

  • S店:稼働率約70%の店舗(全国トップクラス!)
  • A店:稼働率約50%の店舗(地域の1番店クラス!)
  • B店:稼働率約35%の店舗(平均水準)
  • C店:稼働率約15%の店舗(採算キビシメ水準)

上記の4店舗で比較していきます。
注目していただきたいのは“景品額”です!(景品(日)の項目)
まずは、
①【全店、同じ“利益率”で営業した場合】

お客様1人当たりの負担額は単純計算では同額ですが、“景品額”(景品(日)の項目)の差は
S店-A店:1,914,000円
A店-B店:1,914,000円
B店-C店:1,914,000円
と約200万円、メダルにして約10万枚の差が発生します。
もちろん、1日営業してのケースですから一時的なものではありませんw
同規模の20Sコーナーで“出玉感”や“大当り回数”に大きく違いがあることが想像できると思います。

次に、
②【稼働率が悪い店舗ほど低い“利益率”で頑張って営業した場合】
※リアルを追求し利益率の変動に伴い、C単価も変動させています。

お客様1人当たりの負担額は単純計算では薄利にしたA店・B店・C店と下がっていますが、“景品額”(景品(日)の項目)の差は
S店-A店:2,040,000円
A店-B店:1,896,000円
B店-C店:1,896,000円
と約200万円、①とあまり変わっていません(むしろS店-A店では大きくなっている)。
そのため“出玉感”は実際の店舗の頑張りを反映できていないことがあります。
しかしながら“粗利(日)”だけは頑張った分ガッツリ下がってます( ;∀;)

最後に、
③【各店リアル想定な“利益率”で営業した場合】
※リアルを追求し利益率の変動に伴い、C単価も変動させています。

お客様1人当たりの負担額は単純計算ではB店が一番低く優良店ですが、“景品額”(景品(日)の項目)の差は
S店-A店:1,872,000円
A店-B店:1,862,400円
B店-C店:1,849,600円
と約190万円、①とあまり変わっていません。

②と同様にお客様のイメージとしては…
店舗の頑張りがいかに伝わりにくいことが分かると思います。

まとめ

『こんなにいい(利益率で)営業してるのに~なんで集客できないんや( ゚Д゚)』
って思われている方、競合店のほうが常に多くの“景品額”を出しているのが要因です!

当たり前ですが“稼働率”が重要なのは、
“稼働率”が高ければ高いほど“景品額”が調整しやすいからです!
“稼働率”が高ければ、結構な粗利がとれていても、
『店長!よう出とるな~♬』とかお客様から言われることもあります(経験談)w

いきなり、店舗全体で“稼働率”や“景品額”をあげるとかは現実的に難しいと思います。
まずは「コーナー」「営業日」を絞って“景品額”での調整をすることで、お客様のイメージ改善に取り組んでいただければと思います。

店長は“粗利額”に囚われがちですが、お客様のイメージは“景品額”で決まるということを踏まえる事が、効率の良い店舗運営が行えるポイントです。

今後、市場分析で“競合店の営業内容を丸はがしにする”情報も発信していきます。
最後までご覧いただき、ありがとうございます!



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